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抗がん剤による脱毛
抗がん剤治療と脱毛のメカニズム
抗がん剤治療で脱毛という副作用が出ることをご存知の方は多いと存じますが、個人差があり、すぐに出る方もいらっしゃれば、まったく出ないという方もいらっしゃいます。
ごく一般的なパターンでその状態を説明いたしましょう。
現在、広く使われている抗がん剤は、がん細胞などの分裂の早い細胞をたたくように開発されたものです。このため、がん細胞よりも分裂の早い毛母細胞も影響を受け、脱毛という副作用がおきることがあります。
抗がん剤の副作用には投与後すぐに起きる急性、しばらく時間がたった後に起きる亜急性、長く治療を続けているうちに出てくる晩発性のものがあります。脱毛は亜急性副作用の一つで、抗がん剤の種類、組み合わせによっても違いますが、普通は抗がん剤投与から2~3週間後に発現し、まゆ毛・まつ毛などの体毛も脱毛します。しかし、治療が終了すると,薬の影響での脱毛は必ず回復します。むやみに心配せず、前向きに治療に専念してください。
治療の始まりと副作用対策

脱毛という副作用の存在を理解していても、なかなか受け入れがたいのはどなたも同じです。しかし、前もってできる心の準備をしておくと、脱毛という副作用が発現した場合も、落ち着いて対処できます。
- あらかじめ髪の毛はショートスタイルにしておきましょう。
- 外見だけでなく、頭部を守るためにも帽子やバンダナ、ナイトキャップなどを用意しましょう。
- 社会生活を続けながらの抗がん剤治療なら、早めにウィッグを準備しましょう。
- シャンプーは刺激の少ないものに変え、ドライヤーも低温で優しく。
- ヘアブラシはあたりのやわらかいものを。
セカンド・オピニオンを求めるなど入念に治療方針を検討した後は、信頼した担当医とのコミュニケーションを密にし、使用される抗がん剤、その組み合わせ、投与量などをうかがい、あわせて予想される副作用の程度、どのくらいの早さで、また、どの程度での脱毛が予想されるかなどについて、お話をうかがっておきましょう。
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